―よりスピード感を持ってあらゆる住生活ニーズに対応できる事業を推進―
代表取締役社長 加嶋 伸彦の年頭のご挨拶

  新年明けましておめでとうございます。年頭にあたり、ご挨拶申し上げます。
  2021年も新型コロナウイルス一色の年となりました。10月以降、日本国内においては新型コロナの影響が徐々に落ち着いてきているように思われますが、新たな変異株が発見され、今後も予断を許さない状況となっています。さらに、2021年8月には温暖化問題への対応も待ったなし、ということから住宅業界においても「脱炭素社会実現に向けたロードマップ」が発表されました。このロードマップ実現に向けて、我々もさらに取り組みを強化してまいります。
  住宅業界において2021年最も大きな出来事と言えばウッドショックです。木造住宅を取り扱う我々にとって今年は木材の供給量不足、価格高騰への対応に追われる年となり、当社としても少なからず影響を受けることとなりました。また、10月には脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、LIXIL住宅研究所の英知を結集した高性能住宅「すごい家」を販売開始しました。これは、現在国が検討を進めている住宅性能表示制度(断熱等性能等級)(案)の最高等級をクリアする商品で、近い将来スタンダードな性能となるものと考えています。これについてはこれまで以上に拡販に努めてまいりたいと思います。
  2022年は、引き続き新型コロウイルスの影響が続くものと考えており、昨年同様、景気変動の年となることは間違いありません。住宅業界においては、SDGsの認知拡大や脱炭素社会の実現に向けた取り組みがより進み、国産材への切り替え、さらなる省エネ住宅の開発・普及、レジリエンスへの対応など様々な取り組みが求められてくると考えています。一方、政府は省エネ住宅の普及については積極的に支援をする方向を見せており、住宅ローン減税などと合わせ、住宅購入検討者にとってはメリットの多い年になると思います。
  当社としては、引き続きウッドショック対応の徹底強化を進めていくとともに、市場の状況を注視しつつ、アフターコロナにおける住まいづくりについて、研究・開発・検証を進め、資材供給の安定化、コストダウンへの対応などを進めてまいります。また、新しい生活様式に合致した仕事の進め方に変えていくとともに、新たなFC(フランチャイズチェーン)像を作り上げるべく、よりスピード感を持ってあらゆる住生活ニーズに対応できる事業展開を進め、国内最大級の住宅フランチャイズチェーンとして、お客様に「豊かで快適な住生活をお届けしていく」ことを最大の目的として、精進してまいります。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。