三人に一人が、在宅勤務を機に郊外への引っ越しについて前向きな回答
ご自宅に自分専用のワーキングスペースが欲しい方が 77.6%
自宅のワーキングスペースに関する調査結果報告書

  株式会社LIXIL住宅研究所では、現在週1日以上在宅勤務を行なっている男女の会社員を対象に、自宅のワーキングスペースについて実態と意識などについて調査を実施しましたのでご報告します。
  なお、調査地域:関東近郊(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、長野県)、有効回答:660、調査時期:2021年8月12日から8月19日です。
フィアスホームのワーキングスペースの施工事例
■調査結果について

・自宅に書斎などの自分専用のワーキングスペースで仕事をしている方が35.6%、リビングスペースで仕事をしている方が45.2%となっています。さらに、ご自宅のワーキングスペースが仕事をする環境として十分整っているか?との質問では、十分に整っている16.1%、整っているほうだと思う47.7%の計63.8%となっています。
・現在のご自宅のワーキングスペースについて、課題や気になることとして、「オンライン会議などの時に家族などに遠慮してしまう(声が入ってしまう)」28.3%、「書類などを収納する場所が少ない(無い)」27.7%などが上位となっており、ご自宅のワーキングスペースとして必要(改善したい)ことのトップは、「仕事に集中できるスペース」34.9%となりました。


・ご自宅に自分専用のワーキングスペースが無い方425 名では、ご自宅に自分専用のワーキングスペースが欲しい方が77.6%。欲しいけれどご自宅に自分専用のワーキングスペースを持っていない(作ることができない)理由としては、「現在の自宅では、空間的にワーキングスペースを作る余裕がない」53.6%がトップになりました。


・このまま在宅勤務が続くとしたら、郊外への引越しも検討したいと思うかとの質問では、「すでに郊外への引っ越しを実施した」3.8%、「現在、郊外への引っ越しを検討している」9.1%、「できれば検討したいと思っている」21.3%となり、三人に一人(34.2%)が、在宅勤務を機に郊外への引っ越しについて前向きであることが判明しました。
・この前向きな方々では、郊外へ引っ越しする(引っ越しした)際に、在宅勤務に関連して考慮する(考慮した)こととして、「専用のワーキングスペースの確保」47.9%、「業務時間外に気分転換が可能な自然が豊かなところ」46.2%となり、郊外へ引っ越しする(引っ越しした)際、移転先の自治体の家賃補助・転入補助などに興味がある方 90.6%に達しています。

■調査結果(詳細)
1)自宅のワーキングスペースは、書斎などの自分専用 35.6%
▶️ リビングスペース 45.2%、ダイニングスペース 25.3%
Q1.在宅勤務時のあなたのワーキングスペースをいくつでもお選びください(MA) N=660
実数 比率
書斎などの自分専用のワーキングスペース 235 35.6%
リビングスペース 298 45.2%
ダイニングスペース 167 25.3%
寝室など 160 24.2%
子供部屋など 60 9.1%
その他 13 2.0%
2) ご自宅のワーキングスペースが仕事をする環境として整っている方が63.8%
▶️ 「十分に整っている」16.1%、「整っているほうだと思う」47.7%
Q2.現在のご自宅のワーキングスペースは、仕事をする環境として十分整っていますか?(SA)
実数 比率
十分に整っている 106 16.1%
整っているほうだと思う 315 47.7%
あまり整っていない 195 29.5%
全く整っていない 44 6.7%
全体 660 100.0%
3) 現在のご自宅のワーキングスペースについて、課題や気になること
▶️ オンライン会議中の声や書類などの収納スペース不足が上位
Q3.現在のご自宅のワーキングスペースについて、課題や気になることをいくつでもお選びください(MA) N=660
実数 比率
オンライン会議などの時に家族などに遠慮してしまう(声が入ってしまう) 187 28.3%
書類などを収納する場所が少ない(無い) 183 27.7%
ワーキング用のデスクや椅子を置くスペースが無い(机が小さい) 180 27.3%
ワークスペースが狭い 176 26.7%
モニターやプリンターなどOA機器を置く場所が狭い(無い) 153 23.2%
仕事に集中できるスペースでは無い 149 22.6%
外部の音がうるさい 142 21.5%
冷暖房が効かない(暑い・寒い) 100 15.2%
ワークスペースとして暗い(デスク用照明が無い) 98 14.8%
Wi-Fiなどの通信環境などが悪い(サクサクつながらない) 95 14.4%
電源が少ない 82 12.4%
重要データを保管する鍵のかかる場所が無い 74 11.2%
その他 14 2.1%
特に課題や気になることはない 121 18.3%
4) 自宅のワーキングスペースとして必要(改善したい)ことは、「仕事に集中できるスペース」34.9%
▶️ 続いて、「環境音が少ない静かなスペース」28.6%、「ワーキング用のデスクや椅子を置くスペース」27.6%
Q4.ご自宅のワーキングスペースとして必要(改善したい)な項目をいくつでもお選びください(MA) N=539
※Q3で「特に課題や気になることはない」を回答した121名以外に質問
実数 比率
仕事に集中できるスペース 188 34.9%
環境音が少ない静かなスペース 154 28.6%
ワーキング用のデスクや椅子を置くスペース 149 27.6%
テレビ会議などの時に家族などに遠慮しないで良いスペース 147 27.3%
独立した個室のワーキングスペース 146 27.1%
モニターやプリンターなどOA機器を置くスペース 141 26.2%
広いワーキングスペース 139 25.8%
書類などを収納可能なスペース 125 23.2%
通信環境などがサクサク繋がるスペース 117 21.7%
冷暖房など空調設備が整ったスペース 110 20.4%
光度が確保できる明るいスペース 99 18.4%
十分な電源が確保できるスペース 85 15.8%
鍵がかかり、重要データの情報漏洩を気にしないスペース 59 10.9%
家族で共有できるワーキングスペース 47 8.7%
その他 9 1.7%
特に必要なことはない 22 4.1%
5) ご自宅に自分専用のワーキングスペースが無い方では、77.6%が自分専用のワーキングスペースが欲しい
▶️ 「絶対に欲しい」14.1%、「できれば欲しい」63.5%
Q5.ご自宅に自分専用のワーキングスペースが欲しいですか?(SA)
※Q1で、「書斎などの自分専用のワーキングスペース」を選択した235名以外の方に質問
実数 比率
絶対に欲しい 60 14.1%
できれば欲しい 270 63.5%
あまり欲しくない 70 16.5%
欲しくない 25 5.9%
全体 425 100.0%
6) ご自宅に自分専用のワーキングスペースを持っていない(作ることができない)理由
Q6.現在、ご自宅に自分専用のワーキングスペースを持っていない(作ることができない)理由は (MA) N=330
※Q5で、「絶対に欲しい」「できれば欲しい」を回答した330名が回答
実数 比率
現在の自宅では、空間的にワーキングスペースを作る余裕がない 177 53.6%
リフォーム資金など金銭的な面で難しい 106 32.1%
ワーキングスペースのために、自宅のリフォームなどは面倒 103 31.2%
会社からのリフォームの支援金などが得られない 91 27.6%
このまま在宅勤務が続くとは思わない(=在宅勤務がなくなったら無駄になる) 52 15.8%
家族からの賛同を得られないと思う 47 14.2%
その他 4 1.2%
作ることができる(すでにリフォームに着手している) 11 3.3%
7) このまま在宅勤務が続くとして、すでに郊外への引越しをした方、検討したいと思う方が三人に一人
▶️ すでに郊外への引っ越しを実施した3.8%、現在、郊外への引っ越しを検討している9.1.%、できれば検討したいと思っている21.3%
Q7.このまま在宅勤務が続くとしたら、この際、郊外への引越しも検討したいと思いますか?(SA)
※以前から郊外に住んでいる166名を除く、494名に質問
実数 比率
すでに郊外への引っ越しを実施した 19 3.8%
現在、郊外への引っ越しを検討している 45 9.1%
できれば検討したいと思っている 105 21.3%
検討するつもりはない 295 59.7%
わからない 30 6.1%
全体 494 100.0%
8) 郊外への引越しを検討するつもりがない理由は、今の住まいや土地から移りたくないから
Q8.郊外への引越しを検討するつもりがない理由をいくつでもお選びください(MA) N=295
※Q7で、「検討するつもりはない」の295名に質問
実数 比率
現在の住まいから引っ越したくないため 110 37.3%
現在住んでいる土地から移りたくないため 90 30.5%
会社までの通勤時間が長くなるのがいやだから 85 28.8%
都市部での生活から離れたくないから 76 25.8%
郊外に移住すると不便なことが多いため 75 25.4%
現在住む地域は、教育・社会福祉・医療などが十分整っているため 55 18.6%
在宅勤務がこのまま続くとは思っていないから 50 16.9%
郊外に引っ越すための金銭的余裕がないから 50 16.9%
現在の住まいで十分なワークスペースがあるから 45 15.3%
マンションに住みたいが、郊外は物件が少ないから 6 2.0%
その他 7 2.4%
わからない 12 4.1%
9) 郊外へ引っ越しする(引っ越しした)際に、在宅勤務に関連して考慮する(考慮した)こと
▶️ 「自分専用のワーキングスペースの確保」47.9%、「業務時間外に気分転換が可能な自然が豊かなところ」46.2%
Q9.郊外へ引っ越しする(引っ越しした)際に、在宅勤務に関連して考慮する(考慮した)こと(MA) N=169
※Q7で、「すでに郊外への引っ越しを実施した」「現在、郊外への引っ越しを検討している」「できれば検討したいと思っている」を回答した169名に質問
実数 比率
自分専用のワーキングスペースの確保 81 47.9%
業務時間外に気分転換が可能な自然が豊かなところ 78 46.2%
十分な通信環境が確保できる環境 75 44.4%
敷地・建坪とも、引越し前より余裕のある一戸建て 69 40.8%
通勤時間の短縮を活かして、自分の趣味を楽しめる環境 58 34.3%
仕事とリゾートを両立できるワーケーションが可能な環境 55 32.5%
会社への通勤時間を1時間以内 54 32.0%
その他 1 0.6%
特にない 2 1.2%
10) 郊外へ引っ越しする(引っ越しした)際、「移転先の自治体の家賃補助・転入補助などに興味がある」90.6%
▶️ 「とても興味がある」44.4%、「興味がある」46.2%
Q10.郊外へ引っ越しする(引っ越しした)際、移転先の自治体の家賃補助・転入補助などに興味がありますか?(ありましたか?)(MA) N=169
※Q7で、「すでに郊外への引っ越しを実施した」「現在、郊外への引っ越しを検討している」「できれば検討したいと思っている」を回答した169名に質問
実数 比率
とても興味がある 75 44.4%
興味がある 78 46.2%
あまり興味はない 10 5.9%
全く興味はない 3 1.8%
わからない 3 1.8%
■調査概要
・有効回答:660 ・調査対象:男女の会社員・既婚者 【男女比】
実数 比率
男性 473 71.7%
女性 187 39.5%
全体 660 100.0%
【年齢】
実数 比率
30代 139 21.1%
40代 186 28.2%
50代 335 50.8%
全体 660 100.0%
・調査時期:2021年8月12日から8月19日
・調査地域:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、長野県
【地域】
東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 茨城県 栃木県 群馬県 山梨県 長野県 全体
実数 234 106 53 48 78 56 30 13 42 660
比率 35.5% 16.1% 8.0% 7.3% 11.8% 8.5% 4.5% 2.0% 6.4% 100.0%
調査方法:WEB調査
【ワーキングスペースの施工事例】 ▶️ 施工事例への取材ご希望の方は、広報担当者までお問い合わせください。 
 
・フィアスホーム ▶️ 2階ホールに設置したワーキングスペース(長野県)
フィアスホーム ▶️ 扉を閉めると仕事に集中可能な専用のワーキングスペースに(徳島県) 
フィアスホーム ▶️ 『スタンディングワーク』を採用した男の書斎(長野県) 
GLホーム ▶️ 中二階に設置したワーキングスペース。仕事をしながら家族を見守ることができます(愛知県)
GLホーム ▶️ こだわりの書斎。まるで海の中にいるかのような深いブルーに包まれた空間(愛知県) 
GLホーム ▶️ 円形のワーキングスペース(愛知県) 
アイフルホーム ▶️ 書斎と楽器演奏ができる趣味の部屋を兼ねた1室(東京都)