株式会社LIXIL住宅研究所では、全国の既婚者の女性を対象に 2021年に我が家で行ったサステイナブルへの取り組みに関する調査を実施しましたのでご報告します。有効回答:537、調査時期:2021年11月25日から12月2日です。
■調査結果について
2021年に我が家で行ったサステイナブルな取り組みは、「レジ袋をもらわないで、マイバッグを持参することを徹底した」が最も多く、7割以上に達しています。続いて、「シャンプーや洗剤などは、ボトルを買わずに詰め替え用を選ぶようにした」64.8%、「ごみの分別を徹底し、できるかぎり資源ごみ(=リサイクル)に回すようにした」「フードロスをできるだけなくすように食材を使い切るようにした」がともに5割以上となっており、多くの家庭で様々なサステイナブルな取り組みを進めていることが判明しました。
また、家庭においても「サステイナブルを意識した取り組み」が必要だと思う方が92.2%と意識が高く、家庭で「サステイナブルを意識した取り組み」を進めている理由としては、「地球環境を守るため」「地球温暖化を防ぐため」が5割以上となっています。さらに、来年、家庭でやってみたい「サステイナブルへの取り組み」としては、「ゴミになるものの少ない物を購入する」(53歳・兵庫県)、「スーパーでは賞味期限の短い物から買う」(59歳・群馬県)、「コンポストを利用し、生ゴミを堆肥としてリユースしたい」(46歳・群馬県)などがありました。
●2021年 我が家のサステイナブルへの取り組み BEST10
1 |
レジ袋をもらわないで、マイバッグを持参することを徹底した |
72.3% |
2 |
シャンプーや洗剤などは、ボトルを買わずに詰め替え用を選ぶようにした |
64.8% |
3 |
ごみの分別を徹底し、できるかぎり資源ごみ(=リサイクル)に回すようにした |
53.6% |
4 |
フードロスをできるだけなくすように食材を使い切るようにした |
52.3% |
5 |
電源をこまめに切る、コンセントから抜く、エアコンの設定温度を見直すなど節電に努めた |
44.9% |
6 |
食品トレーや牛乳パックなどはスーパーや自治体のリサイクルに回すようにした |
42.5% |
7 |
使えるものは直して、長く使うように心がけた(=物を大切に使うようにした) |
40.2% |
8 |
家庭での手洗い・洗面、洗い物の際に、節水に努めた |
39.7% |
9 |
本当に必要なもの以外の購入は控えた(=無駄な買い物をしないようにした) |
38.2% |
10 |
不用品(洋服や家具など)はできるかぎり再利用(=リユース)に回すようにした |
34.5% |
▶️ 家庭においても「サステイナブルを意識した取り組み」が必要だと思う方が92.2%
▶️ 来年、あなたの家庭で新たに行ってみたい「サステイナブルを意識した取り組み」(フリーアンサーから)
・ゴミになるものの少ない物を購入する(53歳・兵庫県)、過剰に包装されていない商品を選びたい(55歳・東京都)
・スーパーでは賞味期限の短い物から買う(59歳・群馬県)、環境によい商品を選んで購入する(37歳・大阪府)
・コンポストを利用し、生ゴミを堆肥としてリユースしたい(46歳・群馬県)
・新しい家では、太陽光パネルを設置し、断熱効果の高い家にし、省エネで暮らせるよう計画(34歳・静岡県)
▶️ 家庭で「サステイナブルを意識した取り組み」を進めている理由 BEST3
1 |
地球環境を守るため |
53.9% |
2 |
地球温暖化を防ぐため |
51.5% |
3 |
ゴミ・廃棄物を削減するため |
49.4% |
■調査結果(詳細)
Q1.今年、あなたのご家庭で行った「サステイナブルを意識した取り組み」をいくつでもお選びください。 N=537(全体)
|
|
実数 |
比率 |
1 |
レジ袋をもらわないで、マイバッグを持参することを徹底した |
388 |
72.3% |
2 |
シャンプーや洗剤などは、ボトルを買わずに詰め替え用を選ぶようにした |
348 |
64.8% |
3 |
ごみの分別を徹底し、できるかぎり資源ごみ(=リサイクル)に回すようにした |
288 |
53.6% |
4 |
フードロスをできるだけなくすように食材を使い切るようにした |
281 |
52.3% |
5 |
電源をこまめに切る、コンセントから抜く、エアコンの設定温度を見直すなど節電に努めた |
241 |
44.9% |
6 |
食品トレーや牛乳パックなどはスーパーや自治体のリサイクルに回すようにし |
228 |
42.5% |
7 |
使えるものは直して、長く使うように心がけた(=物を大切に使うようにした) |
216 |
40.2% |
8 |
家庭での手洗い・洗面、洗い物の際に、節水に努めた |
213 |
39.7% |
9 |
本当に必要なもの以外の購入は控えた(=無駄な買い物をしないようにした) |
205 |
38.2% |
10 |
不用品(洋服や家具など)はできるかぎり再利用(=リユース)に回すようにした |
185 |
34.5% |
11 |
ペットボトルや缶の飲料をできるだけ買わずに、マイボトルやリターナル可能な瓶を使用した |
153 |
28.5% |
12 |
ゴミの量をできるかぎり少なくする工夫を行った(=ゴミの減量に取り組んだ) |
149 |
27.7% |
13 |
冷房効率・暖房効率を高めるための工夫(=住まいの断熱など)を行った |
137 |
25.5% |
14 |
交通機関をなるべく利用せずに、自転車や徒歩などを行った |
96 |
17.9% |
15 |
プラスチックやペットボトルなど石油由来の商品の購入・使用をできるかぎり控えた |
78 |
14.5% |
16 |
商品を購入する際に、環境に配慮した商品を積極的に選ぶようにした |
71 |
13.2% |
17 |
生ゴミは自宅でコンポストして堆肥として活用した |
47 |
8.8% |
18 |
自然エネルギーの活用を目的に、太陽光発電システムを設置した |
47 |
8.8% |
19 |
取り組んだことは無い |
19 |
3.5% |
(年代別) ※塗りつぶした項目は過半数以上が実施
|
|
20代 |
30代 |
40代 |
50代 |
60代以上 |
1 |
レジ袋をもらわないで、マイバッグを持参することを徹底した |
64.5% |
61.0% |
69.9% |
78.9% |
85.8% |
2 |
シャンプーや洗剤などは、ボトルを買わずに詰め替え用を選ぶようにした |
62.6% |
52.4% |
62.1% |
74.3% |
71.7% |
3 |
ごみの分別を徹底し、できるかぎり資源ごみ(=リサイクル)に回すようにした |
31.8% |
36.2% |
60.2% |
61.5% |
77.0% |
4 |
フードロスをできるだけなくすように食材を使い切るようにした |
43.9% |
41.0% |
51.5% |
55.0% |
69.0% |
5 |
電源をこまめに切る、コンセントから抜く、エアコンの設定温度を見直すなど節電に努めた |
40.2% |
33.3% |
43.7% |
47.7% |
58.4% |
6 |
食品トレーや牛乳パックなどはスーパーや自治体のリサイクルに回すようにし |
23.4% |
29.5% |
46.6% |
54.1% |
57.5% |
7 |
使えるものは直して、長く使うように心がけた(=物を大切に使うようにした) |
31.8% |
27.6% |
40.8% |
41.3% |
58.4% |
8 |
家庭での手洗い・洗面、洗い物の際に、節水に努めた |
39.3% |
30.5% |
34.0% |
40.4% |
53.1% |
9 |
本当に必要なもの以外の購入は控えた(=無駄な買い物をしないようにした) |
33.6% |
25.7% |
38.8% |
37.6% |
54.0% |
10 |
不用品(洋服や家具など)はできるかぎり再利用(=リユース)に回すようにした |
30.8% |
33.3% |
29.1% |
44.0% |
34.5% |
11 |
ペットボトルや缶の飲料をできるだけ買わずに、マイボトルやリターナル可能な瓶を使用した |
27.1% |
20.0% |
28.2% |
32.1% |
34.5% |
12 |
ゴミの量をできるかぎり少なくする工夫を行った(=ゴミの減量に取り組んだ) |
20.6% |
20.0% |
25.2% |
33.0% |
38.9% |
13 |
冷房効率・暖房効率を高めるための工夫(=住まいの断熱など)を行った |
16.8% |
21.9% |
25.2% |
26.6% |
36.3% |
14 |
交通機関をなるべく利用せずに、自転車や徒歩などを行った |
11.2% |
13.3% |
22.3% |
22.0% |
20.4% |
15 |
プラスチックやペットボトルなど石油由来の商品の購入・使用をできるかぎり控えた |
7.5% |
9.5% |
12.6% |
18.3% |
23.9% |
16 |
商品を購入する際に、環境に配慮した商品を積極的に選ぶようにした |
9.3% |
7.6% |
15.5% |
13.8% |
19.5% |
17 |
生ゴミは自宅でコンポストして堆肥として活用した |
3.7% |
13.3% |
5.8% |
9.2% |
11.5% |
18 |
自然エネルギーの活用を目的に、太陽光発電システムを設置した |
7.5% |
9.5% |
7.8% |
9.2% |
9.7% |
19 |
取り組んだことは無い |
6.5% |
6.7% |
2.9% |
0.9% |
0.9% |
▶️ 本質問の選択肢につきましては、今年、あなたのご家庭で行った「サステイナブルを意識した取り組み」について
1,000名の既婚者の女性を対象にしたフリーアンサーによる予備調査の結果をもとに作成しています。
Q2.家庭においても「サステイナブルを意識した取り組み」が必要だと思いますか?
(全体)
|
実数 |
比率 |
とても必要だと思う |
203 |
37.8% |
どちらかというと必要だと思う |
292 |
54.4% |
あまり必要ではないと思う |
31 |
5.8% |
全く必要では無いと思う |
11 |
2.0% |
計 |
537 |
100.0% |
(年代別)
|
必要 |
不要 |
女性20~29歳 |
89.8% |
10.3% |
女性30~39歳 |
86.6% |
13.4% |
女性40~49歳 |
90.3% |
9.7% |
女性50~59歳 |
96.3% |
3.7% |
女性60歳以上 |
97.4% |
2.7% |
計 |
92.2% |
7.8% |
Q3. 来年、あなたの家庭で新たに行ってみたい「サステイナブルを意識した取り組み」を記載してください
※フリーアンサーからの抜粋
・ゴミになるものの少ない物を購入する(53歳・兵庫県)
・スーパーでは賞味期限の短い物から買う(59歳・群馬県)
・家のなかに可能な限り太陽光・熱および自然冷房を取り入れて冷暖房機器の利用を最大限減らす(78歳・埼玉県)
・電気コンセントから抜き待機電力をも節約する(49歳・大阪府)
・着なくなった衣類などを捨てないで、雑巾にしたりする(54歳・富山県)
・新しい家では、太陽光パネルを設置し、断熱効果の高い家にし、省エネで暮らせるよう計画(34歳・静岡県)
・環境によい商品を選んで購入する(37歳・大阪府)
・過剰に包装されていない商品を選びたい(55歳・東京都)
・コンポストを利用し、生ゴミを堆肥としてリユースしたい(46歳・群馬県)
・エレベーターを使わず階段を使う(43歳・兵庫県)
・食べ終わったフルーツの種を土や水に入れて、育てまた食べるか観葉植物かにしたい(27歳・東京都)
・今までの取り組みを継続したい(40歳・東京都)
Q4.家庭で「サステイナブルを意識した取り組み」を進めている理由をいくつでもお選びください N=518
※Q1で「取り組んだことは無い」の回答者を除く、518名に質問
(全体)
|
必要 |
不要 |
地球環境を守るため |
279 |
53.9% |
地球温暖化を防ぐため |
267 |
51.5% |
ゴミ・廃棄物を削減するため |
256 |
49.4% |
資源の無駄使いをしないため(資源を有効利用するため) |
246 |
47.5% |
次世代(子どもたち)のため |
223 |
43.1% |
家庭での経費削減のため(家庭における省エネのため) |
210 |
40.5% |
現状のままでは、今の生活を維持できない社会になってしまうため |
152 |
29.3% |
動物・植物など地球に暮らす生物を守るため |
148 |
28.6% |
「サステイナブルを意識した取り組み」は、皆で行う必要があるため |
147 |
28.4% |
「サステイナブルな取り組み」は現代人の務めのため |
99 |
19.1% |
世界的に貧困をなくすため |
64 |
12.4% |
社会生活をする上で仕方がないため |
41 |
7.9% |
その他 |
4 |
0.8% |
わからない |
19 |
3.7% |
(年代別) ※塗りつぶした項目がTOP1
| 20代 |
30代 |
40代 |
50代 |
60代以上 |
地球環境を守るため |
49.0% |
37.8% |
50.0% |
62.0% |
67.9% |
地球温暖化を防ぐため |
43.0% |
35.7% |
50.0% |
59.3% |
67.0% |
ゴミ・廃棄物を削減するため |
38.0% |
40.8% |
48.0% |
55.6% |
62.5% |
資源の無駄使いをしないため(資源を有効利用するため) |
35.0% |
39.8% |
42.0% |
54.6% |
63.4% |
次世代(子どもたち)のため |
45.0% |
40.8% |
34.0% |
40.7% |
53.6% |
家庭での経費削減のため(家庭における省エネのため) |
36.0% |
36.7% |
37.0% |
44.4% |
47.3% |
現状のままでは、今の生活を維持できない社会になってしまうため |
23.0% |
18.4% |
31.0% |
34.3% |
38.4% |
動物・植物など地球に暮らす生物を守るため |
25.0% |
27.6% |
27.0% |
27.8% |
34.8% |
「サステイナブルを意識した取り組み」は、皆で行う必要があるため |
20.0% |
27.6% |
20.0% |
32.4% |
40.2% |
「サステイナブルな取り組み」は現代人の務めのため |
16.0% |
14.3% |
19.0% |
17.6% |
27.7% |
世界的に貧困をなくすため |
12.0% |
13.3% |
12.0% |
10.2% |
14.3% |
社会生活をする上で仕方がないため |
9.0% |
4.1% |
10.0% |
8.3% |
8.0% |
その他 |
1.0% |
1.0% |
0.0% |
0.9% |
0.9% |
わからない |
5.0% |
6.1% |
4.0% |
1.9% |
1.8% |
調査概要
・有効回答:537
・調査対象:女性の既婚者
【年齢】
|
実数 |
比率 |
20代 |
107 |
19.9% |
30代 |
105 |
19.6% |
40代 |
103 |
19.2% |
50代 |
109 |
20.3% |
60代以上 |
113 |
21.0% |
全体 |
537 |
100.0% |
・調査時期:2021年11月25日から12月2日
・調査地域:全国
【地域】
|
北海道 |
東北地方 |
関東地方 |
中部地方 |
近畿地方 |
中国地方 |
四国地方 |
九州地方 |
全体 |
実数 |
28 |
32 |
208 |
83 |
105 |
27 |
11 |
43 |
537 |
比率 |
5.2% |
6.0% |
38.7% |
15.5% |
19.6% |
5.0% |
2.0% |
8.0% |
100.0% |
・調査方法:WEB調査